笹尾根――2007.11.27(火)


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◆糸の会山行[539]――11c
◆笹尾根
くまくらやま(熊倉山)……966m
しょうとうさん(生藤山)……990m
登り17p→稜線22p→下り17p……56ポイント
日の出0632、日の入り1634……11.27甲府で
◆JR_中央本線・上野原駅から……2007.11.27(火)実施


■2007.12.2――矢野 博子さんからワンポイントレポート「11c笹尾根の正常範囲?」
 先日は”笹尾根”でお世話になりました。
 曇りの天気でしたが 富士山から丹沢の山々と眺める事ができ 気持ちよい山歩きでした。それになんてたって資料のコースタイムより一時間も早く下山で チョーラッキーでした。
 これは 私達 c のメンバーが健脚だからではなさそうですが。 早い下山で 久しぶりに皆と食事を楽しくしました。
 それはともかく 山オンナが(と言うより このトシのオバサン) 注意するのは ”下山してからだ”とその後に起きたいくつもの出来事で痛感しました。
 まずは お風呂からでて食事を済ませて さあ帰ろうというときに下足ロッカーの鍵が行方不明になってあたふたしたOさん(この時、時間に追われていて実は私はかなりあせっていた)、他人のザックを持って行ってしまったのに気がつかないNさん、高尾の駅なのに八王子と勘違いして降りてしまったNさん、そしてお風呂で男風呂を開けてしまったYさん(つまり私)  などなど・・これから先がおもいやられます。 皆 ”正常範囲”の加齢現象と笑うしかありません。
 しかし一人自宅の遠い私が 帰路に千葉直通のあずさに乗れるなどという幸運に恵まれ(期待してなかっただけに嬉しさ倍増) ハナマルの一日でした。しかし そのあずさに乗る為には 一分を争う努力をし、糸の会らしいスリルまで味わいました。
 12月のcは ○になってますが 年末の用事などで 限りなく×に近いです。となると2007年の山歩きもこの笹尾根が最後になりそうです。
 お蔭様で怪我もなく何とか歩けました。9時間歩いた鷹ノ巣、暑かった天子ヶ岳、真っ暗になって下山した檜洞丸などが印象深いです。来年も”ツキイチ”のペースになりそうです。
 よろしくお願いします。


●すばらしい秋晴れの3連休が終わって、天気は崩れてきた。雨はかろうじてなさそうだが、厚い雲の下という日だった。
●飯尾行きのバスが表示運賃470円のときに「棡原中学校入口」バス停に止まった。計画書に「棡原支所前」バス停と書いたのは昭文社の「山と高原地図」による。ところが山と渓谷社の「登山・ハイキング バス時刻表」には「棡原中学校入口」バス停とあった。ただし運賃は510円。飛び降りたのはそういう情報ギャップがあったからだ。「棡原中学校入口」バス停下車で470円というが正解だった。
●北へ上がる道をたどり、それがUターンするように折れるところから林道に入る。標識類がまったくないが、地形図の道との食い違いはない。
●1100「棡原中学校入口」バス停出発。10度C……1130-35休憩(標高約450m)……1150林道終点(標高約550m)……1205-15休憩(標高約650m)……1250-1300浅間峠休憩(トイレも)7度C
●浅間峠で笹尾根に出た。そこから生藤山まで、計画書では22ポイント3時間としたが、昭文社の山と高原地図では1時間15分としている。稜線上に標高850mの赤○が連続8個(これだけで1時間と計算)あり、標高950mの赤○が連続7個(これもほぼ1時間)ある小さなアップダウンがあるわけだが、その道の状況によって所要時間は大きく変わる……という話を浅間峠出発前にした。
●1350-1400-05熊倉山(標高966m)……1450三国峠……1440-45生藤山(標高990m)……1450-1500-05三国峠
●この部分は首都圏自然歩道の「富士見のみち」(東京都no.3)で、熊倉山〜三国峠で期待していなかった富士山が見えた。
●下りは計画書にある甘草水経由の道ではなく、軍刀利(ぐんだり)神社奥社経由で井戸バス停に下る道をたどってみることにした。下り口にきちんとした道標があることは知っていた。
●1515下り始めてすぐ、分岐があった(標高約930m)。道はそこからどこまでも、どこまでも杉林をトラバース。標高830mあたりに分岐があって、斜面を登る道は笹尾根稜線にある軍刀利神社に向かう道「女坂・軍刀利神社元社・25分」とあった。
●道は杉林のこまかなジグザグ道となり、急斜面を小気味よく下っていく。標高約600mまで下って奥の院。ここにはすばらしい大桂がそびえていた。1550に軍刀利神社。1605に大きな鳥居のところでタクシーを待った。
●タクシー料金は軍刀利神社……藤野駅前通過3,700円……五感の里・薬師の湯5,140円。藤野駅毎時05分出発の無料送迎バスを利用せずに直接タクシーで。12人もいたので無料送迎バスとの接触を試みたが、ドライバーがひとりになる時間帯とかで、うまくいかなかった。
●風呂は、いつも寂しい感じがするけれど、気持ちぬるめの湯は私にはジャストフィット。浅めで広い浴槽は内湯も露天も同様で、閑散がぜいたくという感じ。ゆっくりと食事をして定時の送迎バスで藤野駅へ。薬師の湯はいつも閑散としているので赤字経営ではないかと思うのだが、働いている人たちはおおらかな印象で好感がもてる。


◆集合
●11.27(火)……該当電車の前方2両目に集結

◆ポイント
●笹尾根は三頭山から陣馬山へと続く長大な尾根です。
●今回は浅間峠から生藤山という目安で歩きます。
●それでも、最後は暗くなると思います。ライト必携です。

◆往路
0834東京始発(中央線快速大月行き)……1003上野原
0834東京→0848新宿→0905三鷹→0917西国分寺→0923立川→0933八王子→0945高尾→1003上野原
*乗換
1025上野原始発(飯尾行きバス)……1047棡原(ゆずりはら)支所前(510円)

◆現地行動
1100ごろ_棡原支所前バス停を出発……登り17ポイントを2時間として
1300ごろ_浅間峠……稜線22ポイントを3時間として
1600ごろ_生藤山……下り17ポイントを2時間として
1800ごろ_石楯尾神社前バス停
*タクシーで藤野駅(から五感の里・薬師の湯)へ

◆往路参考
●武蔵野線
0731海浜幕張→0744西船橋→0801新松戸→0817南越谷→0830南浦和→0849東所沢→0903西国分寺

◆費用の目安
JR_東京→上野原……1,110円
*新宿→上野原_950円
bus_上野原駅→棡原支所前バス停……510円
taxi_石楯尾神社前バス停→薬師の湯……1台約5,000円?
JR藤野→東京……1,110円
*藤野→新宿_950円

◆電話
●タクシー(上野原)
駅前タクシー……0554-63-0077
上野原タクシー……0554-63-1232
島田交通……0554-63-0550……7台_営業0800-0200/予約0700から
東亜タクシー……0554-63-0124
●タクシー(藤野駅)
藤野交通……0426-87-3121……3台
●入浴(藤野駅)
五感の里・薬師の湯……0426-89-3200……1000-2200(冬期2100)_木曜定休_800円_食事ラストオーダー2015_送迎バス藤野駅発1505、1605、1705、1805、1905

◆持ち物
★食べ物・飲み物――水筒+行動食+おやつ
★この時期、ポケットライト必携です。
★手袋や冬用帽子、軽アイゼンも必携です。
■冬季日帰り標準セット
●足まわり……運動靴、軽登山靴など
●行動着……ドライタイプの登山用Tシャツ+長ズボン+長袖シャツ
●保温着……手袋+耳覆いのある帽子+靴下の替え+フリースシャツ+貼るカイロ
●雨具……折りたたみ傘+ゴアテックススーツ
●小物……地図+健康保険証コピー+時計+ポケットライト

◆ルートシミュレーション
●地図は国土地理院1:25,000地形図、東京14号-2(いつかいち)、東京14号-4(いまる)、東京15号-1(よせ)、東京15号-3(うえのはら)、を原寸で使用しています。
●シミュレーションマップ上の○印は予定したルートが太い等高線(50m)を横切る地点を中心にした半径50mの円。数字は100m単位の標高です。◇印は山頂から山裾に向かって地図上で計った距離。ごくラフな計り方で500mごとに印をつけてあります。この地図情報の一番簡単な見方は、○印と◇印をどちらも1個(1ポイント)7.5分(2個で15分、8個で1時間)と概算して、山歩きの時間目盛りとする方法です。
●なお、下りは道の状況によって登りの70%と見積もるのが現実的です(高速下山路では50%、難易度の高い場合は100%とすべき例もあります)が、計画段階では登り時間にしておいて、余るようならリーダー権限の予備時間として自由に使うという考え方をしています。


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